国谷裕子「暖簾に腕押し」―当たり前のことしか言わない野田G幹部

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   野田佳彦内閣が誕生したが、民主党はこれをきっかけに信頼回復することができるのか。キャスターの国谷裕子は「今回の代表選も小沢一郎元代表の存在感を明確に示す展開となりました。政権交代の時に民主党が示したマニフェスト(政権公約)を見直そうという民主党主流の動きに対して、反主流派である小沢・鳩山連合が牽制するという色彩が色濃く出た選挙と言っても良いでしょう」と語った。

「増税はいずれ議論。大連立は相手があるので…」

   スタジオと総理官邸記者クラブを結び、国谷が「小沢グループが推した海江田さんが敗れたことで、小沢さんのダメージはどのぐらいと見られますか」と聞く。担当記者は「たしかに今回の代表選でも小沢さんは負けましたが、一定の影響力は今も保持しています。新総理となった野田さんにとっても、小沢グループは無視できない存在です」と伝えた。

   ゲストの野田グループ幹部・手塚仁雄衆議院議員はこんな話しをした。

「前原さん(前外相)とは人間関係や支持基盤も重なるところがあり、難しい局面もありました。また、途中から抜けていく人もいて、いろいろと問題もありましたが、でも、選挙は終わり、ノーサイドの笛が鳴りました。今後は挙党態勢で進んでいかなければなりません」

   まあ、予想どおりの当たり障りのない発言だ。ここで突っ込んでもらわないと、報道番組としての役目は果たせない。国谷が増税問題や大連立についてた聞く。手塚は「増税発言についてはマスコミが一方的に書き立てたことです。いずれは議論すべき事ですが、今すぐにということではありません」と逃げ、大連立についても「相手のあることですから、自分たちだけでどうこうはできません。相手の意見を聞いて丁寧に対応する必要がある。その結果、信頼関係ができれば、新しい関係も生まれてくるでしょう」と、当たり前過ぎて拍子抜けだ。

さっぱり見えない「何をするのかしたいのか」

   いささか憮然とした表情の国谷が、「野党メンバーが入閣する可能性は?」と質問すると、「それは野田さんが決めること。でも、101回目のプロポーズがあり得るかもしれません」と下手くそなジョークでかわす。結局、この日の番組は野田グループに中身空っぽの話をさせただけ。政権を担うという覚悟も展望も持ち合わせていないことがありありだ。代表選当日の番組なのに、ゲストの人選が間違っている。

NHKクローズアップ現代(2011年8月29日放送「野田新代表選出 どうなる民主党」)

文・ナオジン

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