吹石一恵の子持ち主婦モデル―「自分さがし」の動機がくだらない
2011.09.14 16:00
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「バラをまとうのよ!」決めゼリフも空回り
この夫、さらにダメ押しのように浮気をする。しかも部下であるその女の仲人として、結婚式で女の手を引かされるという屈辱を受けるにいたって、真琴の忍耐も限界に。自分を女として見てくれない夫に、美しくなってもう1度振り向いてもらう決心をする。そんな下らない夫は捨ててとならないところは、あくまで現実の枠組みから出たくない読者主婦層に対応している。捨てた夫以上のいい男をゲットできる見込みはないことが、みんなわかってるからね。
「白馬の王子さま」はカメラマンの浅野(要潤)。浅野の言葉に勇気を得た真琴は、雑誌のダイエット企画の読者モデルに応募する。シンデレラを助けるもう1人、魔法使いのおばあさんはモデル事務所の社長・川瀬まどか(夏木マリ)。ライバルとなるのは紗良(芦名星)。第2回はオタク相手の撮影会など、モデル界の実情が面白かった。
トップモデル・茜子(滝沢沙織)がこちらを指さしてキメるセリフ「女なら、いくつになってもバラをまとうのよ!」にまったく動じない自分に、ちょっと複雑。
(カモノ・ハシ)