2024年 5月 2日 (木)

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「小向美奈子AV連続写真」そそられるセクシー姿態

   小さな記事だが女性誌「an・an」恒例のSEX企画について、亀和田武(週刊朝日の「マガジンの虎」)と文春が批判しているのがおもしろい。89年に「セックスで、きれいになる」と宣言したan・anはかっこよかった。女の側からセックスを楽しもうという提案だから新鮮だった。あれから20年以上がたち、今年のテーマは「感じあう、SEX」。亀和田は幼稚すぎて笑った。ギャル雑誌のH企画レベルだという。それは「性を妄想して楽しむ。その遊び心を欠いた」ためだと指摘している。

   文春で北原みのりさんは、an・anの特集が女性が楽しむためのセックスだったものが、風俗嬢育成マニュアルになってしまったと嘆き、こう続ける。

「自分のためのセックスではなく、男に求められるためのもの。まるでセックスは愛されるための道具であり、仕事になった。こうして媚びと保守化は当初の、自由への希望とはまったく逆です」

   江戸時代のあっけらかんとした性生活を語り合っている「江戸の名器」(現代)も興味深く読んだ。

   ポストは合併号明けに満を持して「独占袋とじ企画 小向美奈子誌上AV連続写真」をもってきた。クスリ疑惑騒動もあり、フィリピンに逃げていたときに撮られた写真のあまりにもデブな姿に、カムバックは難しいのではないかと思っていたが、写真で見る限り、彼女の愛らしさがよく出ているうえに、なかなかそそられるセクシーな姿態である。この子が出ているAVなら見てみようかな、そう思わせるお得感のある袋とじである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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