「食卓まるごと放射能全調査」誤報を検証―測定グラフ読み間違え
2011.12.15 15:53
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専門家「いまは安心でも、今後高くなる可能性も」
ゲストの内藤剛士(俳優)が「サンプル数が少なかったかもしれないけれど、これがキッカケになっていますよ」と言う。食材の単品ごとの調査ではなく、食事をトータルで調査する「あさイチ方式」は自治体や専門家の間で普及しつつあるという。
今年7月に福島県の4か所の食事の55日分を集めて調べた京都大学大学院の小泉昭夫教授は、「今は安心だけれども、今後、数値が高くなる事も考えられます。森林に拡散した放射能が田畑に影響を与えると思うべきです」と言う。コーナー終わりで有働キャスターがあらためて謝った。
「調査に協力して下さった7家族の皆様は2か月間不安な思いだったと思います。ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
発想もいい、フットワークもいい。ただ、専門家や検査機関の選定にもう少し時間を掛けていたらこのミス防げたかもしれない。いや、今後もこの調査を続けていくことこそ、この番組の役割だ。
(磯G)