2024年 5月 4日 (土)

渡辺謙が企画「新宿・歌舞伎町の駆け込み寺」実在モデルの壮絶

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愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺~(テレビ朝日系12月17日よる9時)>何とも壮絶な、そして魅力的な男の話である。実際に新宿・歌舞伎町で「日本駆け込み寺」を開いている玄秀盛氏がモデルで、ドラマもそのままの名前で登場する。玄氏の活動を知って俳優の渡辺謙が企画した。

暴力団向こうに回して「相談に来た人は絶対に守る」

   「駆け込み寺」を運営する玄秀盛(渡辺謙)のところに駆け込んでくるのは、多重債務者、虐待から逃げてきた者、男から逃れ、覚醒剤を断ち切りたい女たちだ。「相談してくる人を絶対に守る」と腹を据えている玄に、暴力団は容赦ない。しかし、裏も表も知り尽くした玄はひるまない。家出娘を探しにきた母親をトラックに乗せて、暴力団のホストクラブに突っ込み、バリバリぶっつぶしては「ごめんごめん、オバハンと話しててギヤ入れまちがえたんや」とシレッとしている。

   玄がそれまでのカネ、カネの生活から一転、人助けを志したのは、HTLV-1というウイルスに感染していることがわかったからだ。このウイルスは主に母乳から感染し、数十年たってから白血病を発症する可能性がある。感染しても発病しない人の方が多いらしいから、死ぬと思ってしまった玄さんは早トチリだったんじゃない? でも、そうやって生き方を変えたんだから、人間、何がキッカケになるかわからないものだ。

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