2024年 5月 2日 (木)

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松茸は 舐めてくわえて またしゃぶり―吉永小百合「肉食系」の素顔

   袋とじの「『微笑』『新鮮』のSEX大図鑑」はそこそこ。AKB48も同じである。意外にいいのは謎の美女YURIのヌードである。中年男にはたまらない表情と体を持った娘だ。現代の袋とじ「後藤理沙 衝撃ヘア・ヌード」よりも知名度は落ちるのだろうが、写真はこちらのほうがいい。

   最後に「アサヒ芸能」の「吉永小百合 封印された肉食系『愛欲生活!』」がお薦め。9月に発売された中平まみの『小百合ちゃん』(講談社刊)から男関係を抜いただけのお手軽な作りだが、私の一番弱いところをついているので取り上げざるをえない。清純派という、いまでは死語になってしまった女優の最後が小百合だったと思っている。だが、その彼女とて生身の女である。いくつかの恋愛があり、年上のオジンとの「幸少ない」結婚があり、不倫疑惑があった。若い頃に有名なのは渡哲也との恋愛沙汰であるが、そのきっかけになったのが俳優の中尾彬であるという。彼がこう話している。

「彼女の広島のロケ地に立ち寄った時、僕は猛烈に腹を立てた。(中略)宿の浴衣の裾もいぎたなく乱して、お銚子を並べ、タバコもスパスパふかしながら宿で酔ってるんだ」

   怒った中尾が吉永を呼びつけて説教し、そこへ止めに入ったのが渡だったという。2人の仲は周知の事実で、渡は小百合のことを「うちのカミさん」と公言していた。渡は小百合の実家へ出入りして両親とも会う仲になるが、両親が許さない。「吉永にとって初めての男だった」渡との恋は2年余りで終幕を迎え、小百合はつらくて泣き通したという。

   その後、石坂浩二に恋いこがれ、28歳で15歳年上のおっさんテレビプロデューサー岡田太郎と結婚するのだ。清純派と呼ばれていた時代に作った俳句が有名である。

「松茸は 舐めてくわえて またしゃぶり」

   結婚してからはNHKドラマ「夢千代日記」ぐらいのヒットしかないが、東映の社長になっている岡田裕介や西武にいた清原和博、俳優の東山紀之、ラグビーの本庄和彦と噂になった。私がフライデーにいたとき、西武グループの堤義明社長との仲が噂になり、部員に張り込んでもらったことがあった。

   いまや団塊世代のアイドルとして復活した彼女に、いまいちど観客の心を揺さぶる映画を見せてほしいと、由緒正しいサユリストの私は思うのだが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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