2024年 5月 5日 (日)

「南京虐殺なかった」河村発言に「交流一時停止」「名古屋行くな」

日中共同研究で一応の決着ついたのに…

   早大大学院の北川正恭教授は「個人の立場で言うならともかく、公人の立場で外交問題を言ったらその責めは本人が厳しく負わなければいけない。ちょっと軽率」

   東京新聞の金井辰樹政治部次長もこう批判する。「小泉総理が靖国参拝で(中国側と)こじれた時に、両国で共同研究した。虐殺数は両論併記だったけれども、『日本側に責任がある』という文章をまとめている。それが前提としてある中で(河村発言は)ちょっと逸脱している」

   司会のみのもんたが南京市の記念館を訪れた時の印象を次のように語った。「一番思い出があるのは、NHKの記者が見学に来ていた中国の若い学生に、『これからの日本との関係をどう思うか』と尋ね、その学生は1分間もカメラの前でじっと黙ったままでこう言った。『日本とはこれから仲良くしていかなければいけないと思います』。山のような証拠はウソじゃないんですよ。当時も写真という技術はありましたから…」

   謀略あり、でっち上げありの戦火の中での事件。質の悪い情報が錯綜していたことは確かだが、だからといって公人が印象だけで蒸し返すのはいかがなものか。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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