被災漁民たち見守る「六さんのマキリ」震災1年目の夜にほっとしたドキュメント
2012.03.14 17:02
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見ているこちらが元気になった20分
これからの漁業は大変だ。海に出られるようになった者がいる一方で、みんなで海に戻れる日が来るかはわからない。漁に行ったら行ったで、海水の汚染がどうかなんて話もある。マキリ作りに励みながらも、いまだ自分の船が直らない六さんの心中や、船の安否で天国と地獄が分かれた漁師たちの現状など、問うべきものは他にもあるかもしれない。
でも多分、大丈夫。船越の海に出ているのは六さんの世話になったもんばっかりだから。ほっこりした気持ちであっという間の20分。明日も頑張るエネルギーが出るひと時でした。あんまりドラマ仕立てにしないのが心地よいね。「絆」の連呼なしに「絆」を感じさせるのがテレビってもんでしょう。
(ばんぶぅ)