2024年 5月 7日 (火)

「春の番組改編」舞台裏ハラハラの綱渡り―放送直前まで変更、また変更

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「懐かしのお宝映像」特番は手抜き?とんでもない!これが大変な手間とお金

   こんな忙しい改編期に、最近多いのが過去の番組映像を使ったものだ。名作ドラマや往年の歌番組、バラエティー番組などなど、いわゆる懐かしお宝映像と銘打たれるものだ。一視聴者としては、青春時代にプレイバックしたり、あの頃は若かったな~と、映像に出てくる俳優や歌手の若い姿を見ては、自分の思い出に浸れたりする。若い世代には新鮮な映像と映るのだろう。でも、「手抜きだ」「昔のヒット番組を持ちだしてくるだけで、視聴率を取ろうとはけしからん」などと言われてしまうこともしばしば。既存の映像を使うことで、制作は楽をしているんだろうなと思われるからなのでしょうが、これが実はとんでもなく大変な作業なのです。

   他局から映像を借りると、1分××万円、1秒○○万円でチャリンチャリンとお金が落ちていく。スポーツ系などでは使えるのは何分までとか、テロップを乗せてはいけない、バラエティー番組での使用禁止など細かい規約がビッシリ。一緒に写っている人の許可が下りない、事務所の許可が下りない、系列局であっても、番組が違えば別問題などなどが起きる。

   横のつながりのない報道、スポーツ、ドラマ、バラエティーのつながりがない所をつなごうとするので、それもまたひと苦労だ。相当な根回し、相当なお金が流れて、ようやく放送となる。これなら新しく企画したものをやったほうがよっぽど余計な神経を使わなくて済むのにと思ったりもする。ただ、お宝映像は安定した視聴率がとれる。さて、改編期に懐かし映像はもう出尽くした気がするのだけれど、結果はどうだったのか。悲しいことにどの番組も苦戦を強いられたみたいだけど。

モジョっこ

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