タケノコの「やる気アップ」効果 最適料理法は「筍ご飯」
2012.04.10 12:51
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「便秘ぎみの方は、干し筍のスープを」
筍を半分に割ると節の周りに白い粉がある。静岡県立大学の横越英彦教授が説明する。
「これはチロシンという、ヤル気をアップさせるアミノ酸のひとつで、脳内でドーパミンやノルアドレナリンに変換されます。ドーパミンはストレスに耐える力になるし、ノルアドレナリンは頭がスッキリして集中力が増します」
このチロシンの効果を高めるには「筍ごはん」が最適だという。ごはんの炭水化物が脳内のエネルギーになるブドウ糖に変わるからだ。
地球上には約70種類の竹があるが、具材になるのは孟宗竹だ。中国の薬膳料理では乾燥筍が、便秘を防ぐ具材として用いられている。東京・銀座の薬膳料理店店主謝敏琪さんは言う。
「乾燥筍は養胃整腸の効果があります。つまり筍の繊維で胃を養い、腸をきれいに洗ってくれるんです。便秘ぎみの方には干し筍のスープがとってもいい料理です」
(磯G)