ライフログの落とし穴―知らぬ間に個人データから趣味・趣向解析
2012.04.11 12:21
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広告サービスに活用はじめた企業
ネット上に残される膨大な個人の記録データを解析し、個人の趣味や趣向を割り出して広告に生かすなど新たなサービスに乗り出す企業も出現している。糸井は「自分の手で書き留めるということが、人生を豊かにすることに繋がると思います。たとえば、役者が泣き顔をしたときの思いを書き留めておけば、次に泣き顔をするときの基礎になり、よりリアルティーのある泣き顔ができる。自分の手で書くというのは、その思いが残るので大事だと思います」と話す。アナログの日記ならそれが可能だが、ただ記録が残るだけで記憶として残っていかないライフログは、自分を見つめなおすというところまではつながっていかないというわけだ。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2012年4月9日放送「自分の人生、どこまで記録?~広がる『ライフログ』~)