2024年 4月 27日 (土)

小沢控訴「無理筋」―逆転難しいが大人しくさせておく政治的判断?

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   小沢一郎・民主党元代表の無罪判決を不服として、検察官役の指定弁護士側はきのう9日(2012年5月)、「判決には見過ごすことができない事実誤認がある」として東京高裁に控訴した。このため、小沢の無罪は確定せず、高裁で審理が続くことになった。

前原政調会長は「待ってました」か…

   控訴に政界も反応した。小沢に近い鳩山由紀夫元首相は「控訴をするとは想像していなかった。驚いた」と批判し、反小沢の前原誠司・民主党政調会長は「日本の裁判は三審制。推移を見守りたい」と納得したようなコメントだった。

   若狭勝(元東京地検特捜部副部長・弁護士)がゲストとして登場し、休み中のみのもんたに代わって司会をつとめている井上貴博アナが、「1審では元秘書による虚偽記載が認定され、小沢被告と元秘書の間に政治資金収支報告書の記載をめぐる報告・了承があったことも認められました。でも、共謀があったかどうかは認められず、無罪となりました。これはどういう事なのでしょう?」と聞いた。

   若狭「ここに上司と部下がいて、部下が取引先とトラブルを起こした。そこで、部下は上司にトラブルを報告して、話をつけてくるからと取引先に向かった。でも、話し合いは折り合わず喧嘩となり、取引先にケガを負わせてしまった。このとき、上司も部下と同じく傷害罪に問うことができるかです」

   井上「控訴審での新たな証拠が提出される可能性はありますか」

   若狭「検察の捜査でも共謀関係を立証することは無理だと不起訴にした。新たな証拠が出されるとは考えにくい」

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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