2024年 5月 3日 (金)

ブロードウェイ「ゴースト」度肝抜かれた大仕掛け!まるで舞台版3D

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   ガイドブックなどには深夜に乗るのはやめましょうと書いてあるのだが、24時間運行しているニューヨークの地下鉄に、大丈夫だろうと夜中2時ぐらいに乗ってみた。どこか緊張してしまうのだが、なんてことはない。すぐに終電がなくなってしまう東京とは違い、そのありがたさを実感した。

NY上空をジェットコースターに乗っているかのような映像が始まりだった

   さて、その地下鉄が重要なシーンとなるのが「ゴースト~ニューヨークの幻~」だ。イギリスのウエストエンドからブロードウェイに鳴り物入りでやってきたこの芝居は、現地コーディネーターの方によると、当初ニューヨーカーたちは「どないやねん!」といった反応だったらしい。誰もが知る大ヒット映画で、さらにふだん自分達が住んでいる街を舞台でどのように再現していくのか、評価の目が厳しかったらしい。

   舞台には、ニューヨークの夜景をバックに向き合う主役2人の顔が描かれた緞帳が下ろされていた。よく見ると、緞帳の中のハドソン川だけがリアルにチョロチョロと流れている。あれ、どうなってるんだろうと思ったのがこの舞台のすごさの始まりだった。布かとおもった緞帳は映像で、開幕とともにニューヨークの上空をジェットコースターに乗っているかのように、縦横無尽に舞いあがる映像が始まった。

   ここから、観客は芝居に飲み込まれていく演出となっていた。映画では黒髪ショートヘアのデミ・ムーアが印象的なのだが、舞台の主役はブロンドでボブヘアの女性。なぜ映画のイメージを無視したのか不思議だったが、次第にわかってくる。幽霊になってしまった恋人には絶えずブルーのピンスポットが当たり、現実にいる人間とは違うことを強調している。女性が黒髪では幽霊役の俳優と差別化が難しく、ブロンドだったわけ。気になる方は是非ともオフィシャルサイトで映像とともにご確認を。

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