「大人のアスペルガー症候群」積極採用で黒字続きのIT会社―社員の75%

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   「人間関係がうまくいかない人が増え続けて、今では100万人以上。ASDアスペルガー症候群で、子どもだけでなく、大人になって発見されるケースも増えています。職場でも排除せずに周りが理解すれば普通に仕事を続けることに問題はありません。どんな特徴があるのか調べてきました」と小林孝司アナが報告した。

相手の言葉通りに受け取って夫婦ゲンカ

   村上由美さん(39)と夫の真雄さん(46)は、2人ともアスペルガー症候群と診断されている。きれいに片付けられた室内の棚にはいたる所にラベルが貼られている。しまってある品が何かを想像したり推測することが苦手なのだ。たとえば、調味料の塩の瓶には蓋にラベルが貼ってあるだけでなく、置き場所の定位置にも「塩」のラベルがある。

   真雄さんは「他人の気持ちを理解するのが苦手です。だから人とうまくいったことがないんです」と言う。夫婦間でも妻の気持ちを読むのが苦手で、妻が怒って「好きにしたら!」と言い放ったら、「賛成してくれてありがとう」と返事をして、とうとう大喧嘩になってしまったこともあると話す。

「こだわり強く気持ち理解苦手だが、多い高いIQ、抜群の記憶力」

   昭和大学烏山病院の加藤進昌院長がASDアスペルガー症候群の特徴を整理した。「こだわりが強い。たとえば、子供のころの愛読書が食品分析表だったとか。また、人の気持ちを理解するのが苦手です。でもIQは高いし、記憶力も非常にいい人が多い。男女別で見れば男性の方が圧倒的に多いんです」

   デンマーク・コペンハーゲンのIT会社では55人の社員のうち75%がアスペルガー症候群を持つ人だ。高い集中力と粘り強さでソフトウエアの欠陥を直していく。苦手な顧客との面談などは他の社員が担当して、創業9年だがずっと黒字だ。

(磯G)

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