夏は口臭も強くなる!「ドライマウス」「舌苔」「歯周病」原因別もう臭わない対策
2012.07.17 15:40
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ココアのポリフェノールがここでも効果
都内に住む近藤恵美里さんは舌の汚れを取ろうとして舌を傷付け、それ以来舌は触っていない。口臭のガス測定をすると1461PPBという高い数値が出た。舌の表面は真っ白で、診断した川口医師は「これは舌苔(ぜったい)です。舌の突起の間に古い粘膜や食べかすが溜まって、細菌によって分解されると口臭の原因となるガスが大量発生します。舌の奥から前に掻き出すように取り出します。舌苔は朝起きたときが一番多いので、このときに取るのがいいタイミングです」
近藤さんが舌苔を取った後に口臭のガス測定を行ったところ、72PPBに激減していた。
歯周病からくる口臭に最も効果的な飲み物はココアだという。歯周病の原因であるジンジバリス菌をココアのポリフェノールが撃退してくれるからだ。鶴見大学の前田伸子教授は「ココアのポリフェノールは紅茶の3倍、ウーロン茶の4倍ですが、まずは歯周病の治療が先決ですね」という。
(磯G)