2024年 5月 5日 (日)

内村航平やっと目が覚めて「個人総合で金」!F難度抜いてノーミス

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   体操の内村航平(23)が個人総合で金メダルを獲った。ロス五輪の具志堅幸司以来28年ぶりだ。北京では銀に甘んじ、その後は世界選手権で個人総合3連覇。しかし、このオリンピックでは前半は落下や着地ミスが目立っていた。

日本で応援のおばあちゃん「鉄棒で落ちなくてよかった」

   内村は「表彰台に上がったら夢かと思いました。やっとここまできた。いろんなものがこみあげてきて…。ただただ、ありがとうと」と話す。会場で旗を振っていた母の周子さんの言葉がよかった。「私は生んだだけですから」。日本で見ていた祖母の小川彰子さんも「鉄棒で落ちなくてよかった」だって。これもよかったな。

   まあ、団体ではちょっと歯車が噛み合わなかった。内村も「後味が悪い」といったほどだ。個人総合も予選は9位だったのだから、まさに目が覚めたとしかいいようがない。 苦手のあん馬を無難にこなすと、一気に走った。跳馬と鉄棒では完璧な着地。他を寄せ付けなかった。

   記者から「鉄棒で(F難度のコールマンを)抜きましたね」と聞かれ、「抜きました。攻めていくべきところですが、 魔物に食われそうになったので、抜いて正解だったのかなと」と冷静だった。「自分らしさを取り戻した」ともいった。少し前は「練習に裏切られた」なんていっていたのに。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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