2024年 4月 28日 (日)

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後援会も呆れた東国原の女好き―こんな男が最有力候補とは橋下新党しれたもの

   「週刊文春」では「日本維新の会」の目玉候補になるといわれている東国原英夫(54)元宮崎県知事の下半身スキャンダルをやっている。タイトルは「東国原は知事時代県職員含む20人以上と肉体関係に!」。いまさらながらと思わぬでもないが、彼の女好きは病膏肓に入っているようだ。知事当時の後援会関係者がこう証言している。

「就任後、まもなくして東国原は地元でも美人で評判の飲食店の娘と交際を始めました。しかし一方で、同時期に東京のOLとも付き合っていたし、頻繁に知事の家を訪れていた一般の女性もいます。他にも女性社長、水商売の女性、芸能人を志す女性などなど。あまりすごいので、私は途中から彼の女性関係を手帳にメモしていました」

   件の飲食店の娘の親族が、二人が別れたのは東国原の女癖の悪さからだろうと話し、最後にこう語る。「頭はいいかもしれないけど、女癖が悪い。どうしたってあれは治らないね」

   98年には東京の「イメクラ」で未成年の少女からサービスを受けていたとして警視庁から事情聴取され、5か月間の芸能活動自粛に追い込まれたこともある。

   女性関係もそうだが、もっと問題なのは宮崎県に骨を埋めるといっていた東国原は、知事に就任して2か月で国政に色気を出していたと憤る地元のかつての支持者や、「宮崎を踏み台にしやがって」と怒る高校の同級生の声のほうだろう。

   このような人間が維新の会の最有力候補なのだから、この会の内実もしれたものである。「スポーツニッポン」で政治評論家の岩見隆夫が「維新の会に幻惑されるな」とこう書いている。「橋下は次期衆院選に約300人(小選挙区と比例を合わせて)を擁立し、『過半数を目指す』と豪語するが、それは夢のような話だ。(中略)過半数は規定数(480)のもとでは241議席だから、7議席でスタートした新党が一気に30数倍に急膨張する勘定だが、そんな手品みたいなことが起きるはずがない」として、30数年前、ロッキード事件に反発して新自由クラブが旗揚げし、その直後に田中角栄が逮捕され、年末に総選挙があった時のことを思い起こせといっている。

   私も、この時のすごい新自由クラブ・ブームのことは覚えている。だが新自由クラブのとった議席はわずか17議席だった。岩見はそれより多少上乗せするのではないかと書いているが、メディア側に維新の会報道に自重を求めている。煽るな、バランス感覚を失うな、軽重の判断を誤るなと。私も同感である。

   文春は次期自民党総裁が有力視される石破茂が、銀座の高級クラブの女性と懇意だと含みを持たせて書いているが、読んでみると何のことはない。だが、文春のことだ、石破が総裁→総理になれば全容を暴くつもりかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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