フェンシング銀メダル千田健太の瞬発力支えた究極のアスリートごはん
2013.01.11 15:29
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理想の「アスリートごはん」実は日本食!吉田沙保里も和食派
公認スポーツ栄養士で早稲田大学の田口素子准教授は、「運動に見合うエネルギー量、中身、タイミングを揃えることが重要です」と話す。食べるタイミングは練習や試合が終わった後、できるだけ早くとる。目安は30分程度。早くとることによって、エネルギー源となる筋グリコーゲンの回復が促進され、分解されたたんぱく質の合成を高める働きがあるという。
「クローズアップ現代」はロンドン五輪でイギリスのアスリートが飲んで注目された飲み物を紹介した。分娩した親牛が1週間以内に出す初乳で、病原菌などから仔牛を守るために免疫力を高める成分が含まれている。ただ、田口准教授は「こうした特殊な成分だけで日々のトレーニングや日常生活をすることはできませんから、土台はきちっとした食生活にあることを忘れないようにしないといけない」という。
キャスターの国谷裕子「アスリートたちの食事は特別なのもではないという印象ですが…」
田口准教授「五輪と合わせ13大会連勝を達成し、国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里選手が何を食べているか、皆さん興味があると思うが、日本食なんですね。本当に普通の食事。日本食の良さは主食が米で疲労回復につながる糖質がしっかりとれます。世界が注目しているこの食事をもう一度見直したいと考えています」
トップアスリート向けの究極の食事メニュー、結局は昔ながらのご飯を中心にした日本食だったとは。
モンブラン
*NHKクローズアップ現代(2013年1月9日放送「アスリートごはん~最新科学が支える究極の食~」)