治療は脾臓摘出やステロイド剤
藤田幸子さん(30)は4年前からITPの治療薬としてステロイド剤を服用してきたが、妊娠したときの胎児への副作用が心配になり、別の病院をセカンドオピニオンとして脾臓摘出手術を受けた。手術は成功し、2年後には長男を出産することができた。
宮川医師はITPと脾臓について、「現在では脾臓摘出の手術で約7割の患者さんが生還されています。脾臓は免疫を担当している臓器ですが、この場合は血小板を壊しているからです。大人のITPは一生付き合わなければならないので、摘出手術は有効な治療方法といえます」
早期発見、適切な治療で完治する人もいる。
(磯G)