2024年 5月 4日 (土)

アルジェリア襲撃首謀者ベルモフタール「巨額資金と大量武器」で次のテロ計画

名前と存在アピールするという「目的」達成

   内多勝康キャスターが「結局、武装勢力の目的は何だったのでしょうか」とゲストの保坂修司(日本エネルギー経済研究所研究理事 )に聞く。「ベルモフタールの新たな実行組織は昨年末にできたばかりで、こういう組織は自分の名前を売るため、あるいは存在感を示すために大きな事件を起こします。兵士のリクルート、他の組織を吸収するためで、人材を集めるということは、同時にお金を集める、武器を集めるということにつながっていきます。そういうことは存在価値を高めることによって可能になるわけで、そういう意味では、今回の襲撃で彼らは目的の一端を達成できたのだと思います」

   内多「存在感を高めることが目的だった?」

   保坂「そう考えるのが一番スッキリすると思っています」

   アルジェリア、リビア、マリ、ニジェール、モーリタニアなどが国境を接する一帯は、政府の支配が及ばない空白地帯となっていて、今後はイスラム武装勢力の一大温床になると分析されている。ベルモフタールも「異教徒へのミッション(攻撃)を続ける」と宣言している。

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2013年1月21日放送「緊急報告 アルジェリア人質事件」)

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