全柔連に1人もいない女性理事「女に口挟ませないと意図的な排除」

期待できない自浄能力。第三者委員会で体質改善はかれ！

   告発した選手たちの思いは、そうした全柔連を含めた全体の体質改善を要求しているが、全柔連の上村春樹会長は「監督の辞任で終わらせるわけではない」としながらも、「強化体制は全面的に変わるかもしれないし、今のところはわからない」といい、選手たちとまだまだ現状認識に大きな隔たりがあることをうかがわせる。

   舘野晴彦（月刊「ゲーテ」編集長）は「内部の自浄作用は難しい。基本的には第三者委員会をつくらないとダメだと思う」というが、その動きは見られない。いじめや体罰、暴力に対して仲間内での穏便な処分と隠蔽体質。最近、同じような事例が続く。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト