2024年 5月 4日 (土)

ダークマターを探せ!巨大実験装置を日本誘致「全長30キロの直線加速器」

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候補地は北上山地と福岡・佐賀県境。建設費8000億円、経済効果4兆円

   設計図が完成したので次は候補地の選定。最終候補地として日本の2か所のほか、アメリカ、ロシア、スイスの3候補地が名乗りを上げている。北上山地を候補地に挙げている岩手県は「東北の復興のシンボルとして誘致したい」と意気込む。背振山地を候補にもつ福岡県も「空港、新幹線など交通インフラも整備され、外国語をマスターしている人が多く、誘致のための国際環境が整っている」と負けていない。建設費は8000億円と巨額だが、ILCには世界最先端の科学者やハイテク企業が集まってくるのでグローバル都市が誕生し、その経済効果は4兆円にのぼると見られている。

   山下准教授は「2年前まで競っていたが、今は日本にぜひやって欲しいと世界中の期待が高まっています。オールジャパンで取り組む必要がある」という。

   国谷「日本が候補地に選定されることの意義はなんですか」

   山下准教授「日本に対する世界の目が変わります。日本人、とくに子どもたちが日本に誇りを持ち、挑戦したいという気持ちが起きることの意義が大きいですね」

モンブラン

NHKクローズアップ現代(2013年2月6日放送「ヒッグス粒子を超えろ~日本の巨大加速器計画~」)

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