2024年 5月 1日 (水)

日本料理の「UMAMI」世界のトップシェフたち大注目!発見された5番目の味成分

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ドライマウスに昆布茶。がんや認知症治療にも有効性

   うま味は医療の現場でも注目を集めている。仙台の病院では加齢や薬の副作用で起るドライマウスの患者に、うま味豊富な昆布茶を使う。うま味が口の中の受容体に触れると粘り気のある唾液が出る。唾液の分泌は甘さや、酸っぱさなど他の味よりも多く、かつ長続きする。がん治療の副作用で味覚異常になった患者の食を進める試みも始まっていた。栄養、抵抗力、免疫力の改善は、がん治療の行方を左右するからだという。

   認知症にも有効らしい。80歳の女性はベッドにもたれて食事をしていたが、うま味成分を多くした食事に変えたら3か月後には体を起こして食べ始めた。調査は11人に行われたが、全員の表情が改善し、7人はしゃべり始めたという。

   九州大大学院の二ノ宮裕三教授は「うま味の受容体は胃や腸にもあり、グルタミン酸がスイッチになって食べた満足感を脳に伝える。これによって、薬ではなく食品で予防医療ができ るかもしれない。例えば肥満とか」という。

   こうなると、もう食いしん坊の話ではなくなる。祖先がいかに素晴らしいものを作り出したかの証明ではないか。われわれは何気ない日々のうま味の中で、健康と長寿を得ていたのだ。だれだ?サプリだ何だと余計なことをいうヤツは…。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年月日放送「『UMAMI』が世界を制す!?発見 驚きのパワー」)

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