ツナ缶の油どうしてる?捨てるのもったいない!ドレッシングや煮物油で使い切り
2013.03.05 15:17
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つまみは缶詰だけという飲み屋が人気になるなど、ちょっとした缶詰ブームだ。「中でもツナの缶詰は7万8894トンとダントツのトップ(2位のサバ缶は2万6532トン)の流通量です」(レポーターの宮下純一)。ところが、ほとんどの人はツナ缶の油の汁を捨てているのではないか。「もったいない」と缶詰料理のスペシャリスト加納栄子さんはいう。では、どんな利用のしかたがあるのか。
酢・みりん・塩・こしょう加えて、はい出来上がり!
ツナ缶の油にはDHAやEPA、水分にはうまみ成分のイノシン酸がたっぷり含まれている。なるほど、捨てるのはもったいない。加納さんはツナ缶汁でサラダドレッシングを作っている。「酢とみりんと塩少々にコショウを混ぜるだけです」。宮下が試食して驚いた。「全くツナ臭くない。完全なドレッシングですこれ」
ツナ缶汁は煮物の油としても最適だという。加納さんは「肉ジャガにツナ缶の油を入れて、ここにミニトマトを入れて煮込むとさらに美味しくなります。イノシン酸とミニトマトのグルタミン酸が加わり、旨味が8倍にもなるからです」と話す。ツナ缶の油は炒め物にも使えるし、とん汁に加えると風味がアップする。