2024年 4月 27日 (土)

<探検バクモン>
太田光が横浜港で不審船摘発!覚醒剤の密輸か?税関体験記

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   爆笑問題の2人が「関係者以外立ち入り禁止」の仕事現場に潜入し、仕事体験を通してプロフェッショナルを紹介する。今回は「密輸犯を追いつめろ!」と横浜税関を訪問した。久しぶりに見たら、「お勉強」の色が薄くなっているようで、個人的には喜ばしい限り。普段は司会にコメンテーター、さらは論客としての役割まで期待される2人(というか太田)だけど、私はオーソドックスな「不思議傍若無人キャラ」と「振り回されつつも役割を全うするツッコミ」を演じているときが一番好きだ。

巨大X線検査機でトラック丸ごとチェック

   税関のゆるキャラ「カスタム君」からのお出迎えを受けた後は、麻薬犬による薬物探し、X線検査での禁止物捜索、偽ブランド品の見極めなど、地道な仕事の数々が紹介される。トラック1台が丸ごと入るX線検査機には驚いた。コンテナを輪切りにした映像をもとに、盗難車、空洞に大麻を仕込んだダミー車などを次々発見する。

   しかし、いたちごっことはよく言ったもので、密輸をたくらむ側も結構考えている。「不自然な厚みがあるので、検査します」と捜査官は当たり前のように言うけれど、素人目には車両のX線写真に違和感は全くない。いやぁ、職人技っていい。ただ、どれだけ熟練した捜査官でも、X線写真で不審物を探すのはちょーっと無理があるような気がしないでもなかった。かといって、医療用のMRIの巨大版を使ったりしたら、きっと時間がかかるよね。難しいものです。

   監視艇「つくばね」に乗って東京湾のパトロールに出ることになった。「つくばね」には不審船を自動的に追尾するカメラが搭載されている。数キロ先の人物にもズームアップでき、船が波間に見えなくなっても逃がすことはない。不審船発見!すかざすカメラ映像を「ロックオン」して、しばらく追跡しているとデッキに人影が現れ、何やら海中に投げ入れた。次の瞬間、「不審物回収に急行!」と船長の声が飛ぶ。全速力で不審船に接近し拿捕、投げ入れられた袋を回収した。中味は白い粉だ。「覚醒剤だな」太田がうめく。

   もちろん一部始終は訓練で、白い粉は砂糖である。ただ、こんな緊張した警備・捜査活動が、ロマンチックな横浜港の中で日々行われているということなのだ。税関職員のみなさんの苦労が忍ばれるところです。

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