瑛太うまかった「最高の離婚」、杉咲花の変貌に驚いた「夜行観覧車」…冬ドラマ面白かった度
2013.03.27 12:00
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ジャニーズ系も頑張った!長瀬智也の一生懸命、稲垣吾郎の微妙な芝居
「泣くな、はらちゃん」は、マンガの世界から飛び出てきた無垢で一生懸命な主人公に長瀬智也がぴったり。ヒロインの心のつぶやきを綴った挿入歌「だからお願い、かかわらないで、私のことはほっといて」は、もはや私の頭の中をグルグル回っている。
「ビブリア古書堂の事件手帖」は1話完結で見たり見なかったりだったけど、本にまつわるうんちくが興味深かった。毎回のテーマとなる本が、たぶん私は一生手に取らないだろうなという類のものが多かったので、エンドロールに流れるあらすじに惹かれた。ヒロインがイメージとちょっと違うという前評判もあったことだし、とりあえず原作は読んでみようかな。
深夜の「心療中in the room」も気になるドラマだった。学校のカウンセリングルームを舞台にしたワンシチュエーションドラマで、精神分析医の稲垣吾郎と生徒たちとのほぼ対話のみで進行する。展開がまったく読めないので、ちょっとした表情の変化とか、微妙な間とか固唾を飲んで見守ってしまう。
カウンセリングする稲垣の声がいい。生徒役のジャニーズJrの子たち(いいとも青年隊の子とか、キスマイの後ろの方にいる子とか)は今まで目立たなかったけど、けっこういい芝居をするので目をみはる。やっぱり明日のスターを輩出するには学園ドラマが必要ねとつくづく思うのである。
(ツキノ・ワグマ)