2024年 5月 4日 (土)

スマホアプリで行政参加「ガバメント2・0」市民と役所が街情報共有―千葉市でスタート

災害時に威力発揮!「市民に手伝ってもらう行政」(千葉市担当者)

   日本でも、千葉市で6月から「FixMyStreet」というアプリの運用が始まる。公共施設のメンテナンスに市民の手を借りようというものだ。破損を見つけたらスマホで写真を撮って知らせる。市は全部自前で直すのではなく、登録市民に修理を依頼する。市には定年退職者などがペンキ塗りなどの手助けをする仕組みがある。

   いま市民ネットワークづくりの途中で、登録地域はまだ1割弱と前途多難だ。意識をアップさせる必要がある。また、市職員にもいろいろ戸惑いがある。「市民にものを頼むという発想がなかった。双方が考えを変えていく必要がある」と担当者はいう。

   田坂教授は「行政と市民のコラボは、民主主義の根本定義を見直すことにつながる。日本人の国民性は、本来、公共性がある」とかなり楽観的だ。さて、行政と市民と、どちらが早く適応できるか。東日本大震災はそう言う意味で双方に刺激であったはず。まずは千葉市の試みの行方を見守ってみたい。わが故郷である。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年4月1日放送「ガバメント2.0 市民の英知が社会を変える」)

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