番組制作の現場はとにかく「気づかい」飲み会でもついそのクセが出て女のバトル
2013.04.13 12:00
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気づかい上級者になると「ここまでやるのか!」
同じような環境で働いていても、そうならない女性もいるもの。「あんっ?」と聞き返したくなるような小声でいつも説明をする女性ディレクター。華奢な体にテロンとしたナイロンのワンピースをまとい、爪さきには可憐な花が咲き、足元はピンヒールに近いハイヒールを履いている。それでもって小声で番組趣旨説明するもんだから、こっちは「そこのおじょうちゃん気どりのババア、デケェ声で話せってんだよ、聞こえねぇっつーの」とペンでも投げてやりたい気持ちになってくる。心の中ではそんなことを叫びながらも彼女の説明をなんとか聞こうと耳を傾ける。
そんな時、ある男性が小声の彼女に質問をした。すると、彼女は長い髪が相手の肩にかかるぐらいの距離まで近寄って、質問者の言い分を聞いている。うわ~、これで男は落ちていくのね。なんかいい匂いとかしてそうだし。完全に嫉妬。その時の私は嫉妬の塊になっていた。
あ~いうのが一番したたかな女性だ。気を使えと言われ続けてきたけれど、最後の詰めが甘かった。足りなかったのはこれ、気づかいできないように見せる気づかいってやつ。ややこしいわっとつっこみを入れたくなってしまうが、これができていたら、今頃人生違っていたかもしれない。いったい何が彼女と私とでは違ったんだろう。聞いたらいい匂いをさせながら小声で教えてくれるかもしれない。
モジョっこ