2024年 4月 27日 (土)

伊藤若冲を発掘した「アメリカ人コレクター」日本人は目もくれず…倉庫でほこりかぶってた作品

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「千載具眼の徒をまつ」(理解者は長い時を経て現れる)

   若冲は「千載具眼の徒をまつ」(理解者は長い時を経て現れる)という言葉を残していた。

   国谷が「それがあなただったというわけですね」

   プライス「一番の理解者になれたとしたら、それは美術の教育も受けず、専門家の言葉に影響されなかったからかもしれません」

   国谷「もし『葡萄図』と出合わなかったら、どうしてましたか」

   プライス「パイプラインの仕事をしていたかも。豊かな生活を与えてくれたと感謝しています」

   国谷「長く理解されず、孤独ではなかったですか」

   プライス「ずっと孤独でしたよ」

   悦子夫人は「日本人の学者以外だれも来てくれなかったですね」と話す。プライス氏も「専門家は絵そのものでなく、だれが描いたかの署名にしか関心がなかったです。写真を撮って、次を見せてと…」「人生の半分以上が、なぜみんな見てくれないのかと悩む日々でした。それがいま、これだけたくさんの人が涙を浮かべながら見てくれている。本当に報われた思いです」と語る。

   プライス氏が財団を設立したのも、「絵師たちの美の世界を、もっと楽しんでもらいたかったからです。被災地の人たちにもね。絵が語りかけるものに耳を傾けてください。多くのメッセージが聞こえてきますよ」と言う。

   う~ん、それには福島まで出かけていかないといけない。展覧会は福島県立美術館で9月23日までだ。こいつぁ悩むなぁ。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年8月1日放送「生命(いのち)の色を被災地へ~若冲・奇跡の江戸絵画~」)

文   ヤンヤン
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