2024年 5月 3日 (金)

スカイツリーの足元「墨田区キラキラ橘商店街」下町情緒と人情たっぷり散歩

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正真正銘の手作りコッペパン!手でこね、タイマーも温度計もない焼き器

   45年駄菓子屋を続ける秋葉キクさん(85歳)は、子供の客があれもこれもと買おうとすると、「半分にしときな。次に来たときもう半分買いな」と小遣いの節約を教える。「ここに来る子はみな孫だからね」

   コッペパン専門店の小池忠勝さん(78歳)は、ミキサーなどは使わず文字どうりの手作り。戦後に先代が1年がかりで作ったパン焼き器はタイマーも温度計もなく、小池さんが勘で焼く。「気に入らないものは(店に)出さない。何でも売れればとは、私しゃ違うんだ」。頑固者である。

   青柳輝夫さん(77歳)は毎晩、周囲8キロのコースを1時間35分かけて拍子木を鳴らしながら歩く。目的はもちろん火の用心で、周りの人から「カチカチおじさん」と呼ばれている。以前は周囲2キロの呼びかけだったが、要望が多く今は8キロになった。「ウチの前は9時23分きっかりに通ります。雨が降っても雪が降っても必ず」と近所でも評判のボランティアおじさんだ。この拍子木の音が子供の寝る時間と決めている家庭もある。

(磯G)

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