2024年 4月 26日 (金)

熱中症対策「2時間おきコップ1杯の水や麦茶。朝起きた時と寝る前に必ず補給」

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   消防庁の集計によれば、今月5日(2013年8月)から11日までの1週間に熱中症で緊急搬送された人は、全国で9815人になる。前の週の3.3倍だ。このうち17人が死亡した。司会の井上貴博アナは「熱中症対策は水分と塩分の補給が必要なことは広く知られていますが、その時の活動量によってこれらの摂取の仕方が変わってきます」と伝える。

かえって危険!ジュース・ソフトドリンクのがぶ飲み

   熱中症対策に詳しい神奈川県立保健福祉大学の谷口英喜教授が解説する。

   井上「水分補給のために冷えたジュースなどを飲む人を見かけますが、これは効果があるのでしょうか」

   谷口教授「ジュースなどのソフトドリンクを多量に飲むのはむしろ危険です。過剰摂取になりやすく、暑い中での冷たいジュースなどは甘さに鈍感となり、血液中の糖度が急上昇します」

   井上は室内にいるとき、気温28度以上でウォーキングなどの軽い運動をしたとき、本格的にスポーツをしたときの3つのケースで質問する。「室内ではどのぐらいのペースで水分補給が必要ですか」

   谷口教授「2時間間隔でコップ1杯分の水分を補給して下さい。とくに、朝起きた時と就寝時の水分補給は忘れずに。水分は水や麦茶などがベストです。熱い室内でのアルコールは危険で、利尿作用により体内の水分を流出させます」

運動中は「スポーツドリンクや経口補水液に梅干し2個」

   井上「暑い中の軽い運動では水分が500cc、塩飴1つで十分です。本格的スポーツでは汗を1リットルかくと、体内の塩分が3グラム失われるそうです」

   谷口教授「塩分と糖分が同時に摂れるようなスポーツドリンクや経口補水液を飲んで下さい。それに梅干し2個で塩分を補充します」

   ゲストコメンテーターの日本体育大学教授の山本博(元アーチェリー日本代表)は「僕は午前中に水を1リットル、午後にも1リットルを飲むようにしています。それでも家に帰って体重を測ってみると、1キロは減っているんですね。この夏の暑さには気をつけないと」

   自分は熱中症にはならないと油断している人が一番危ないのだという。

文   ナオジン
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