カネボウ「白斑症の美白化粧品成分」大学教授の論文改竄して認可申請
2013.09.03 15:13
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山口大・福田教授「白斑完治しないという論文が『完治』と変わっていて驚き」
国谷「ロドデノールは医薬部外品として認可されています。過去に白斑を発症させるという出来事があったにもかかわらず、なぜ認可されたのでしょうか」
中村「医薬部外品として認可するかどうかは、最初に医薬品医療機器総合機構で審査されます。この時、カネボウが提出した報告書が問題でした。山口大学医学部の福田吉治教授の論文を引用し、白斑は完治するという報告書を提出しました。しかし、オリジナルの福田教授の論文には完治しないと書かれていました」
これについて福田教授は「自分はロドデノールによって白斑を発症した3人の女性と面談しました。このうち2人の方は完治しませんでした。それは論文にも明記しています。それがいつの間にか完治したと変わっていた。驚きました」と語った。福田教授の論文改ざんは意図的に行われたのか。それによって白斑症被害が拡大したことは間違いなく、これはもう犯罪である。
*NHKクローズアップ現代(2013年9月2日放送「最新報告 カネボウ『美白』問題」)
文・ナオジン