2024年 3月 28日 (木)

NHKやり手プロデューサーに「モー娘。」肉体接待!?妙に詳しい民族派HPに抗議はせず

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<「『八重の桜』で注目を浴びているNプロデューサー。いまでこそエグゼクティブプロデューサーと持ち上げられているが、いまだにバーニング周防郁雄(社長※編集部注)との関係を切ることができないでいるため、本人も困っていると関係者に話していると言う。
   NがまだNHKエンタープライズ時代から仕事も遊びも周防に抱きかかえられ育ってきたからだ。特に関西に仕事で来た折には必ず、京都に足を運んで御茶屋『H』で我々と一緒に羽目を外したものだ。
   特に記憶に残っているのは、女性関係。私もテレビで見たことのあるモーニング娘の二人が途中で参加してきたのだ。周防から言われたので、小遣いを数十万づつ渡してやると喜んでいた。後に周防とNが宿泊している京都ブライトンホテルに送ってやったのだが、『周防さんもNさんも変な趣味があるのでいやなんです』と二人が酔った勢いでしゃべりながら周防とNの部屋に消えていった。
   先日、当時の立て替えた御茶屋の支払い代金をNHK・Nプロデューサー宛に請求したがなんの返答もないので、少額訴訟でもしようかと思っている!』(原文ママ。イニシャル表記はホームページでは実名)>

   これは『週刊文春』の巻頭特集「NHKが頭を抱える『八重の桜プロデューサー』モー娘。肉弾接待騒動」にある「大日本新政會」というホームページの文章である。この会は神戸に本拠を置く暴力団「松浦組」系の民族派団体で、上の文章を書いているのは、バーニングの周防氏とかつて『兄弟分』のような付き合いをしていた大日本新政會の笠岡和雄総裁だという。千葉の産業廃棄物処理場建設で両者の間に金銭トラブルが起こり、2年前に2人の仲は決裂したそうである。

   ここに出ているN氏はNHKの花形プロデューサー(56)で、大河ドラマ「天地人」で平均20パーセントを超える高視聴率を叩き出したドラマ制作のエキスパート。放送中の「八重の桜」の制作統括でもあり、全国各地の講演にもひっぱりだこのNHKの顔だという。そんな売れっ子プロデューサーの醜聞だが、芸能界のドンと暴力団がらみでは、NHKとしても弱っているのではないか。NHKの制作担当者がこう話している。

<「Nさんは『バーニングの人間』ですよ。周防さんに可愛がられ、便宜を図ってもらい出世したというのが局内の定説です。ドラマ制作にはジャニーズ派とバーニング派という派閥があって、バーニング派の首領が彼なんです。温厚な人柄ですが、外見とは裏腹にエリート意識が強く、したたかな人物です」>

   週刊文春は京都へ飛び、事情を知っている人間を当たっていく。そして<小誌はついに事件の『当事者』に辿り着いたのである。

   「女を運んだ私です」と語るのは、松浦組とも周防氏とも近い関係者。

   「実はあの夜、周防は祇園のお茶屋『T』に、ひそかに二人の女性タレントを待機させていました。周防がNを接待した『H』の宴会が終わった後に、周防からホテルに連れて来てくれないかと連絡があり、人目につかないよう気をつかって二人をホテルまで運んだんです」>

   この御仁、2人の女性芸能人の実名を出しながら、<「一人はモー娘。のメンバー、一人は宝塚出身の女優だった。 二人は笠岡氏のポケットマネーを受け取った」>と説明し、こう続ける。<「女たちは意外にもサバサバした様子でした。二人のうちハキハキした女の子は周防、もうひとりの無口な方がNの担当ということでした」>

   事実だとすれば、芸能界のドンだけあって豪勢な『接待』である。私も現役時代は何度か周防氏と食事はしたが、こんなことはまったくなかった。やはりNHKだからだろうか。

   ちなみに、NHK朝の人気ドラマ「あまちゃん」の主人公・能年玲奈や小泉今日子、小池徹平らがバーニング系俳優というのは業界では知らぬ者のない事実だと、週刊文春は書いている。これも接待の賜物か?

   N氏は周防氏と密接な関係かという取材に対して、こう答えている。<「そんなことはないですけど、密接って、何をもってそう言うのか……あのお、周防さんの接待は受けてません」>

   周防氏のほうも否定しているが、一方の笠岡氏は取材に対し、こういっている。<「あそこに書いたのは本当の話です。私はホテルの部屋の前で、周防の紹介でNと名刺交換をした。お茶屋代は私が払いました。秘密は墓場まで持ってくつもりやったんやけど、周防とのことやら、いろいろと許せないことがあってね」>

   NHK側はN氏の事情聴取をしたそうだが、ホームページの書き込みには抗議などしていないという。ここまで具体的に書かれた以上、視聴者に対してNHK側は何らかの説明をすべきであろう。

また友人の死…小沢昭一、坪内祐三、赤瀬川源平らに可愛がられた編集者からの宿題

   このところ続いている友人の死が止まらない。晶文社顧問の中川六平(本名・文男)さんが亡くなったと、けさ電話で知らされた。享年63歳か。中川さんは素晴らしい編集者であった。大学時代にベ平連活動に参加し、岩国で反戦活動の拠点になる「ほびっと」という喫茶店をやっていた。その当時のことは『ほびっと 戦争をとめた喫茶店』(講談社)に詳しい。

   哲学者の鶴見俊輔氏に師事し、多くのことを教えられたと話していた。小沢昭一、坪内祐三、赤瀬川源平、朝倉喬司、石田千さんなど、多くの人たちが彼の人柄と編集力を愛した。酒が好きで、私の事務所へもふらりと来て「元木さん、書かなくちゃダメだよ」とハッパをかけてくれた後、近くの居酒屋でよく飲んだ。

   肩が痛いとかで入院したら末期がんで、今年いっぱいかもしれないと伝え聞いていた。お見舞いに行こうと思っている矢先の早すぎる訃報である。あの優しい笑顔にもう出会えないと思うと寂しい。彼にいわれた宿題がある。本田靖春さんについて書けというのだ。必ず書くからね、六ちゃん。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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