都会の住宅地が危ない「大雨がけ崩れ」擁壁に亀裂や膨張、排水口の詰まりチェック
2013.10.17 13:34
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台風26号は伊豆大島で街を飲み込む大規模な土石流を発生させ、18人が死亡、いまだに39人の安否がわからない。原因はかつてない大雨(24時間で824ミリ)と、三原山からの火山灰で地盤が緩くなっていたためとみられる。しかし、大雨による崖崩れは都市部でも起きる。「身を守るには何に注意するべきか。都市部で起こる土砂崩れや水害をチェックします」(近藤泰郎アナ)
川のそばは「にごり」「石の音」「腐った草木の臭い」注意!土石流の前兆
防災科学技術研究所の谷和夫氏(元横浜国立大教授)は「雨ですが、1時間に50ミリ以上の降雨量は大変強い雨です。24時間以内で200ミリは注意、300ミリならば避難をして下さい」という。
洪水や土砂崩れ、土石流には川の水に必ず前兆現象が現れる。「川の水が濁った水が流れて来る」「川の中で石が転がっている音がする」「草木が腐ったような臭いがする」などだ。草木が腐ったにおいがするのは、今まで空気に触れていなかった土が剥がれた臭いで、事態が切迫している証拠で、すぐに避難しなければならない。
「夜は川の濁り具合はわかりませんので、石の音や草木の臭いに注意することが大切です」(谷氏)