東京・大阪・群馬で「交換復讐」互いの相手に嫌がらせ手紙やゴキブリ送りつけ
ネットに「復讐サイト」というのがあるのだそうだ。そこで知り合った男女3人が互いにストーカーの相手を交換していやがらせを行ったとして、 警視庁に逮捕された。彼らは互いに面識はない。いったい何がどうなっているのか。病んでいるとしか思えない。
男女3人逮捕!ネットで知り合い面識なし
逮捕されたのは東京に住むパート社員の青木一郎容疑者(43)と大阪の歯科医師の・横路万里奈容疑者(27)だ。2人はそれぞれが思いを寄せていた相手や親族に、互いが入れ替わって悪質な手紙やゴキブリの死骸を送りつけていた。さらに、群馬・高崎市の歯科衛生士の半田和子容疑者(39)が横路のストーカー行為に加担していたとして逮捕された。横路が一方的に思いを寄せる相手の妻に、虫の死骸や串刺しにした紙人形を送りつけていた。
半田の夫は歯科医師で、半田を知る近所の人たちや患者は「普通の人」「おとなしいいい方」という。そんな彼女がなぜ見も知らぬ他人のストーカー行為に手を貸したのか。調べに対して、「トラブルになった女性に嫌がらせをしたかった」と供述し、ネットの復讐サイトにアクセスして知り合った横路に協力していた。
青木と横路も同様で、互いにストーカー相手を交換して、嫌がらせの手紙を出していた。3人は互いにメールをやりとりするだけで、会ったことはなかった。3人は容疑を認めているという。
ストーカー相手交換する復讐サイト
司会の羽鳥慎一「会ったことのない3人のつながりというのは理解しがたいですね」
赤江珠緒キャスター「東京、大阪、群馬ですものね」
取材した高村智庸レポーターは「半田容疑者を知る人たちは信じられないといい、横路容疑者についても同様でした」と伝える。そんな普通の人が交換ストーカーになる復讐サイトとは何なのか。長嶋一茂(スポーツキャスター)「10年前ならこんな事件は起きない。時代が生んだ安易な犯行だと思いますよね。女性2人は国家試験を通っているような人でしょう」
羽鳥「被害者からすると、見当もつかないところから送られてくるんだから…」
飯田泰之(明治大准教授)「一つひとつは軽犯罪だが、交換というところが新しい」
吉永みち子(作家)「今までは思ってもできなかったことが、パソコンでポンポンできちゃう」
抜けているのは、捕まるとは思ってもいなかったことだろう。ネット時代の警視庁は全国をにらんでる。どうやって捕まえたのか、そっちの方がニュースじゃないのかい。