逃走47時間・杉本裕太「逃亡罪」問えず…裁判所の勾留決定前は対象外
2014.01.10 11:59
0
「逃亡のスクーター」たまたま通りかかった知り合い
警官4000人、顔写真がテレビで流れている中を逃げ切れると思っていたとしたら、相当なバカだ。友人の何人かは罪に問われることにもなろう。
もとはといえば、地検支部の警備のお粗末。支部はきのう、「逃亡防止に万全を期す」とお詫びのコメントを出したが、ほとんどの地検支部では正規の接見室がなく、取調室を代用している実態も明らかになった。
司会の羽鳥慎一「大変な数の捜査員が動員されましたね」
赤江珠緒キャスター「延べ1万人を超えるそうです」
杉本の逃走について、元神奈川県警刑事の小川泰平氏は「たまたま友人のスクーターに出合ったというのは、宝くじに当たるような偶然」という。たしかに、それがなかったら、金もなく靴下でうろついている不審な男は、あっというまに捕まっていただろう。下手をすれば、第2の犯罪になった可能性もある。
赤江「これ、逃走罪にはならないそうですね」
小川「裁判所が勾留決定を下す前に逃亡しているので、法的にはそうなります。逃げるなんて、あってはいけないことですが」
飯田泰之(明治大准教授)「これで法律のすき間が見えた」
困ったことだが、法律とはそういうものだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト