2024年 4月 29日 (月)

関西弁で名前ささやく「音消し機能付き便器」某テレビ局の空耳女子トイレ

   どうでもいいことなんだけど、どうも気になる。某局の女子トイレの便器のひとつが壊れたらしい。なにせ、スタッフから出演者からひっきりなしにデパート並みに使われ、時間帯によっては行列ができて、24時間フル稼働のトイレだもの。

   そして、しばらく後、新しいタイプの便器がとりつけられた。その便器が気になってしょうがない。たとえ他の個室が開いていようと、「お先にどうぞ」と譲ってしまう。この便器の音消し機能が気になるのだ。たいていは小川のせせらぎで、トイレの近くに行けば、その音が響いて自分の存在を他人に知らしめることができる、あの機能。今まで何とも思っていなかったのに、新しい便器の音消し機能はちょっと違う。

「ヨコイシさん」「ムラニシさん」「アカサカさん「ヤマダさん」

   ボタンを押すと、シャーシャーと川のせせらぎに似せたような音が流れてくるのだが、新入りはデジタル加工されているのかしら、何かちょっと無機質なせせらぎの音がする。機械音のようなシャーシャーという8小節ほどのせせらぎ音を届けてくれるのだ。

   最初は気が付かなかったけれど、ある時から私の耳にはどうもこの音が人の名前に聞こえてきてしまった。始めは「ヨコイシさん、ヨコイシさん」だった。これ、大学の同級生の名前。なぜこの音消し機能はヨコイシさんと空耳に聞こえるのだろうかと不思議に思っていたのだが、ある日、ヤツは別の名をささやいた。「ムラニシさん、ムラニシさん」。そしてまたある時は「タナカさん、タナカさん」だ。厳密にいえば、関西のイントネーションで、真ん中の「ナ」が高い音でささやいてくる。

   ついに私はおかしくなったのだろうか。母音や子音が同じならまだわかるのだけれど、空耳にもほどがある。それに、聞こえてくる名字も突発的でランダムにでてくるのだそれが面白くなってしまった。きょうは音消し機能がどんな名字に聞こえてくるのか。その日の体調バロメーターのようになってきた。「アカサカさん、アカサカさん」「ミツイシさん、ミツイシさん」「ヤマダさん、ヤマダさん」。ちなみに、ヤマダさんのイントネーションも関西弁。どうも3文字の名字は関西弁になるらしい。毎回、誰だよ!とつっこみながら、さて今回は何かなと小さな楽しみになった。

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