2024年 5月 1日 (水)

「僕の精子、無料で提供」サイトで探して名前も素性も聞かず妊娠・出産する女性たち!男性側「ボランティア活動です」

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エイズ、肝炎など感染症ノーチェック

   日本生殖医学会理事長の吉村泰典・慶大医学部教授は「感染症の懸念は2つ。自分で注射器で体内に入れることで腹膜炎などの危険があります。もうひとつが精子の中の感染症、エイズ、肝炎などです」という。

   産科婦人科学会の人工授精のガイドラインは、(1)法律上の夫婦(2)感染症の防止策(3)子どものために提供者の情報を保存するの3つが示されている。個人提供サイトはどれとも当てはまらない。危険きわまりないが、女性の側には年齢による強い焦りがある。

   全提供者を登録制にしているアメリカでも2年前、カリフォルニアの38歳の男性が感染症検査も受けずに4年にわたって328回46人に提供して14人を出産させたとして大問題になった。FDA(食品医薬品局)は男に停止を命じたが、規制には限界があることを認める。日本も事実上それに近くなっているのだろうか。

   国谷裕子キャスター「女性は産む権利があるといいます。ガイドラインは現実的ではないのではないでしょうか」

   吉村教授「女性たちは生まれてくる子どもを最優先に考えてほしいですね。提供者がわからないと必ず倫理上の問題が起きます。これをわかってもらいたいですね」

   30代の女性の未婚率は1990年には10.4%だったが、2010年には27.8%まで増えた。子育てをしながら働ける環境が整っていればこんないびつなことにはなるまい。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2014年2月27日放送「徹底追跡 精子提供サイト」)

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