2024年 5月 7日 (火)

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いま見てもドキドキ…関根恵子「ヌード・グラフィティ」!ふるいつきたくなるいい女

   週刊現代の今号の最大の売りはSEX特集である。何しろ袋とじは「『カメラ搭載バイブ』で、女子に潜入 ペニスは見た」。活版が「第1回全日本SEX『名人』選手権開催!」。4色グラビアが「図解 女子たちに聞いた『私が好きな体位55』」である。これでもかというほどのSEX爛漫特集ではあるが、今ひとつ「おもしろい!」と唸るものはなかった。

   それよりも、関根(高橋)恵子の「ヌード・グラフィティ」やヌードではないが「深田恭子『ヒップの誘惑』」のほうがいい。関根恵子は今でもきれいだが、デビューした頃はふるいつきたくなるようないい女だった。その可憐なヌードは今見てもドキドキする。

   週刊現代は昔からスクープで売る週刊誌ではなかったから、週刊文春や週刊新潮のような派手な過去のスクープは、私が知る限りでも少ない。企画もので勝負するしかない週刊誌なのだから、もうひと味ひと工夫が欲しかったというのが、私の感想である。それに、これから430円でやっていくのだとしたら、そうとう内容を充実させないと部数減にはなっても部数増には結びつかないと思う。古い週刊現代OBの老婆心からである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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