「新型出生前検査」すでに8000人受検!生むべきか中絶か…フォローない辛い現実
2014.04.30 11:34
0
ドイツでは全国1500か所に「妊娠葛藤相談所」
日本より半年早く新型出生前検査を導入したドイツでは、1992年から議会で胎児の命を巡って熱い論戦が繰り広げられていた。論戦の最中に生まれたのがドイツ全土に1500か所設けられた妊娠葛藤相談所。相談所のスタッフがフルタイムで妊婦へのカウンセリングを行っている。ドイツ倫理審議会メンバーは「産むのか産まないのかを決める女性の権利と、おなかに宿った子どもの命のどちらも同じように大切です」と語った。
齋藤准教授「異常のある子を出産しようとしたら、『あなただけではない。必ずだれかが向き合っていてくれる』という実感を感じられる心のより所となる物理的・精神的サポートが必要です」
日本では一人で悩み孤立していく妊婦が多い。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2014年4月28日放送「新型出生前検査 導入から1年~命をめぐる決断 どう支えるか~」)