2024年 4月 28日 (日)

<ダウントン・アビー>(NHK総合)
もう愛憎ドロッドロ!イギリス貴族の館「のぞき見」相続に汲々の主人一家、足引っ張りあう使用人たち、同性愛…すっごい世界だわあ

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   たまには海外ドラマを見て、日常とかけ離れた世界に浸るのも良いかもしれない。これは約100年前、タイタニック号が沈んだ頃のイギリスのお話である。舞台は田園地帯にあるダウントン・アビーと呼ばれる伯爵の館だ。脚本家自ら爵位を持つ貴族だそうだから、貴族社会の内情をかなりリアルに描いているらしい。

ニッポン庶民にはうかがい知れぬ陰湿階級社会

   イギリスだけでなく、ヨーロッパに行くと、広い畑や牧草地風景の中にりっぱな館が見えることがある。観光施設になっているものには入ってみたことがあるが、「昔、貴族に使われていた建物」として見るだけで、なかなか実際の生活まではイメージできない。ハァー、でっかいなあ、すごいなあ、と思うだけだ。

   そんなニッポン庶民の私に、現代にまで続くらしい西洋の牢固(ろうこ)たる階級社会を、つかの間、のぞき見させてくれるのがこのドラマである。近頃、とんと洋画を見なくなったが、むかし見た城を舞台としたいくつかの洋画では、主要人物は貴族ばかり、給仕など使用人は家具同様の背景扱いで、あまり生きた人間としては描かれてなかったように思う。それがこのドラマでは、使用人たちの人間模様が主人一家と同等の比重で扱われている。

   まず、伯爵一家5人に対して使用人の数の多いこと。どうも主人一家というより、館そのものに付いているらしい。そして、会社みたいに細かく職務が決まっていて、役職や地位の取り合い、いじめもある。まあ、当然と言えば当然だけど。でも私には、執事をはじめ、家政婦長、従者、第一下僕、第二下僕、侍女、メイド長など、何をどう仕事としているのか、どっちがえらいのか、ちっともわからない。そこで、見ていくうちにだんだんわかってくるだろうと興味津々なわけである。

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