2024年 5月 4日 (土)

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LINEいじめで自殺の中1女子!悪口が家の中まで、夜中でも追いかけてくる怖さ

   LINEといえば、週刊文春は「LINEのいじめで中学1年の娘が自殺した」という記事をやっている。週刊文春によれば、<LINEとは、二〇一一年六月にLINE株式会社(当時は、NHN japan株式会社)が提供を始めた無料のネットサービスである。国内利用者は五千万人を超え、米国、韓国、スペインにも利用者が拡大し、今年四月に世界での利用者は四億人を突破。その企業価値を一兆円と見積もる報道もある>そうだ。

<今年四月、総務省情報通信政策研究所が発表した「平成二十五年度、情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、十代のLINE使用率は七〇・五%に達する。SNSの利用率はメールのほぼ倍にあたり、コミュニケーション手段はメールからSNSに完全に移行したことがわかる。
   また三月に情報セキュリティー会社のデジタルアーツが発表した調査によると、スマホや携帯の一日の使用時間は中学生は男女とも一・八時間、高校生は男子が四・三時間、女子高生は六・四時間という結果になった。なかには十二時間以上の利用も一割を超え、ほとんどが「YouTube」のような動画視聴やLINEなどSNSの利用者だと考えられている>(週刊文春)

   しかし、それにつれてLINEを使ったいじめやトラブルも頻発するようになっているそうだ。LINEで知り合った自衛隊員が女子高生に裸の写真を送らせて、児童買春ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。広島県でLINEでのやりとりに腹を立てた16歳の少女が、友人の16歳女子生徒を殺害。慶応大学の男子学生が交際相手にLINEで「お願いだから死んでくれ」と繰り返し送信し、女性は飛び降り自殺し、大学生は自殺教唆容疑で逮捕された。

   週刊文春は奈良県橿原市の中学1年生A子さんが、昨年3月28日、市内のマンションから飛び降り自殺をしたが、これも原因はLINEを使ったクラスメートのいじめだったと報じている。その中学生の母親はこう語っている。

<「昔のいじめは学校の中で終わっていたと思うんです。それが今はLINEで家の中まで追いかけてくる。自分の悪口を言われていないかと、あの子はずっと不安でしょうがなかったんやないかと思ってます」>

   週刊文春も<LINEのいじめがなくならないのは、いじめている加害者の認識が薄いからだ。手軽に文字で「死ね」といっただけでしかない。しかし送られた方は、複数の人間から毎日届くメッセージに追い詰められていく。普通のいじめなら学校に行かなければ遮断できるが、LINEは家の中まで、夜中でも追いかけてくる>と、LINEいじめの深刻さを衝いている。

   駅でも歩道でも、スマホを見ながらふらふら歩いている中学生や高校生を見ると、後ろからどついてやりたくなる。こんなにいい季候なのに、花も空も眺めず、ちっぽけな世界だけで毎日を過ごしていていいのか。スマホを捨てよ!美しい日本の姿を目に焼き付けろといいたい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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