<世界の果ての通学路>
学校にはボクらの未来があるんだ!安っぽい同情などいらぬ辺境の子供たち 健気な通学風景
2014.05.17 10:00
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手製の車いすのインド少年「障害があるのに貧乏なのに教育を受けさせてもらえる幸せ」
ケニアの6歳の少女は11歳の兄の小走りに着いていくのに必死だ。だが、象の襲撃から妹を守らねばならない兄だって、やっぱり必死だ。妹が転べば一緒に休んでやり、元気がなさそうであれば果物を採ってむいてやる。
インドの少年は先天的な障害で歩けない。彼の足となるのは幼い弟たちだ。車輪にプラスチック椅子をくくりつけた簡易車いすは赤さび塗れで、操作が難しいことはすぐ見て取れる。けれど、弟たちは絶対に「兄さえいなければ」という態度をとりはしない。
「障害があるのに、貧乏なのに、教育を受けさせてもらえる自分は幸せ」
健気な兄の気持ちがきちんと弟たちにも伝わっているのだ。
見渡してみると、淡々と進む日常にうっかり眠気を催している人もいたが、見た後にじわりと「明日から頑張ろう」と思える良作である。5月病につける良い薬になった。
(ばんぶぅ)
おススメ度☆☆☆☆