養殖魚ビジネス遅れとる日本!人気寿司ネタのサーモンはノルウェー産
2014.06.21 12:00
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養殖ブリを輸出しろ!水産会社と銀行が組んで海外戦略
遅ればせながら、日本でも動きはあった。三重・尾鷲市の尾鷲物産は年間1200トンのブリを養殖している。この輸出をもくろんで、ノルウェーに社員を派遣してノウハウを学んでしつ。さらに、銀行と組んで、加工、冷凍などの生産から輸出までを行う仕組みを立ち上げた。「ブリは輸出の最有望株。日本近海でしか獲れず、刺身、寿司ネタとしてはサーモンに勝てる」
有路氏はもうひとつの可能性をいう。「小さな業者でも最高の技術を持っています。大規模化した会社で技術者として働くという道もひとつの答えでしょう。ポテンシャルは世界一。最高の技術、海も広い、人もいる、文化もある」
かつて、「アメリカ人に魚の美味さを教えるな」と書いたこともあった。もはや世界中が魚の美味しさ知ってしまった以上、資源保護の流れの中では養殖に望みを託すしかない。これも日本の役割なのだろう。
ヤンヤン
*NHKクローズアップ現代(2014年6月19日放送「養殖ビジネス 国際競争時代~日本の活路は~」)