2024年 4月 28日 (日)

中高年男性「美容整形」人気!オヤジもやっぱり見てくれだよ…再就職や営業に有利と急増

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   週刊誌は時代を映す鏡である。30年、50年後に、あの時代はどんな時代だったのかを振り返るとき、新聞やテレビよりも庶民生活、特に風俗(性風俗だけではない)について調べるときは週刊誌が優っていると思う。

   そんな風俗を扱った記事から紹介しよう。『週刊新潮』の「後期高齢者の常識になった『お爺さん』の美容整形」は、ちょっとしたカルチャーショックだった。こうした流行は10年ほど前からだというが、たるんだ目元やシミ、シワを取って若返りたい50代、60代、いや70代までが美容整形病院の門を叩いているというのだ。

   薄毛やEDならわかるが、見た目をキレイにしたい高齢者が多くなっていて、高須クリニックではグループ全体の患者約5万人のうち約3000人がその手の人だという。それはデフレの影響でリストラや再就職という切実な理由からで、見た目を気にする管理職や営業マンが多くなったからだと業界大手の院長は解説しているが、私にはあまり納得がいかない。

   だが、私も毎朝、鏡を見るたびに目の下のたるみが気になり、何とかしたいと思う気持ちはある。ではどれぐらいかかるのか。目の下のたるみには、眼下にある脂肪を移動させる手術やヒアルロン酸注入などがあるが、ヒアルロン酸注入が10万円、シミの除去が1か所2万~3万円。眼下にある脂肪を移動・除去する手術が30万~40万円。本格的なフェイスリフトで80万~100万円だそうだ。

   それだけではない。高齢者のくせに包茎手術するのが多く、<「下手をすると、『今日はお爺ちゃんしか来院しなかった』なんて日もあるくらい」(本田ヒルズタワークリニックの本田昌毅医師)>だというのだ。50歳を過ぎるとペニスは萎縮してくるが、皮の長さは変わらないので、若いときはそうでなくても包茎になってしまう「老人性包茎」というそうだ。

   死ぬまでSEX時代。若い彼女ができても包茎では恥ずかしいというのか。いやはやと思うが、そういえば自分のアソコを見たことがとんとなかったなと不安になった。誰に見せるというわけではないから、まぁいいか。

健康サプリ「本当に効く飲み方」コエンザイムQ10は毎日より3日に1回

   『週刊文春』は「健康サプリは本当に効くのか?」の第2弾をやっている。コエンザイムQ10は疲労回復や風邪の予防、アンチエイジングに効果があるというらしいが、<「毎日飲むより3日に1度、100ミリグラムを摂るのがおすすめ」(吉備国際大学の金沢和樹教授)>だという。これは効果ありということなのだろう。

   膝の痛みなどにいいとされるグルコサミン、コンドロイチンはどうか。これは<「経口で摂取しても効果はありません」(金沢教授)>とにべもない。中性脂肪から認知症にもいいというDHA・EPAはどうか。中性脂肪には効果があるようだが<「一日あたり、DHAとEPAを合わせて二百~五百ミリグラム程度」(島根大学医学部の橋本道男准教授)>とったほうがいいらしい。さらにあまり安いものは避けたほうがいいようだ。ちなみに、ニッスイのは1か月分860ミリグラムで9000円。高いな~。

   目にいいとされるアントシアニンは必要な分だけしか摂取されないため、たくさん飲んだからといって効果が出るわけではないらしい。ビタミン剤の古参、ビタミンCだが、これは国内大手メーカーのものを選択するべきだという。さっき100円ショップで買ってきたが、これでは効果がないらしい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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