殺してやりたいT女子大!静かな喫茶店でしゃべりまくるブッサイク女

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   酷暑の昼下がり、オッサンがスポーツ新聞読みながら煙草パカパカやってナポリタンがあるような昔ながらの喫茶店。こういうところで仕事をするのが好き。オシャレな店内で店員もかわいい女の子やイケメンで気おくれするようなカフェより、よっぽどいい。

「やっぱり落ち着くわ、ここ」

とコーヒーを飲みながら台本書きに取り組もうとしたその時、「え~、ホントですかぁ~!すごくないですか~、ソレ」という黄色い声が店内に響き渡った。「ホントですかぁ~」が口癖で、必ず語尾が上がるしゃべり方。静寂に包まれたオッサンのパラダイスに招かれざる客がやってきてしまったのだ。

   そっとパソコンから目をあげてみると、声の主はピラピラした短いスカートにぶっとい足をさらしたブッサイクな女と、時間と店を間違えたようなキャバ嬢バリのメイクの女の2人組だ。

   「うゎ~、やだなぁ、お願いだから、こっちの席にこないで」と願った私の気持ちは神様に届かず、ツカツカと彼女たちは向かってきてドカっと隣の席に座った。そしてその瞬間、ブサイクな女の口は機関銃へと変貌を遂げた。

   まぁ、よくしゃべる。1オクターブ高くしゃべるブスのおかげで、台本がまったく進まない。しかも、女は機関銃トーク攻撃だけでなく、添加物アリアリの人工的すぎてほとんど石油でできてんじゃないのかと思えるほど安っぽくて甘ったるい香水攻撃をしかけてくる。ダウニーにトイレの芳香剤を混ぜてイチゴ味のにおい消しゴムを足したような鼻孔を破壊せんばかりのにおいである。よし、こっちも仕返しだとタバコの煙をいつもより多めにパカパカとブスたちへ向かって吐く。

協調性ゼロ、自己中心的偽善者、会社のお荷物多いOGたち

   でも、この女の会話がスゴかった。嫌でも耳に入ってくる会話に、これまで平和に時間を過して来た店内のオッサンたちの心を殺人犯にしてしまうほど、猛毒を放っていたのだ。

「本当の意味での国際協力っていうんですかあ、かわいそうな人たちを助けたいんですよ」

   ゴメン、お断りしていいかな。まず今すぐ周りにいるかわいそうなオッサンを助けてやれよ。

「1つぐらい鉱山なんて買ってやるよ~って。でも、別にいらないじゃないですかあ」

   飛び道具出て来た!鉱山って? それにいらないとかって、いったい何者? 付き添って聞いているキャバ嬢風姉さんは大変だ。相槌すら打てないほどブスはしゃべり続ける。

「ワタシ、そんなモテないんでえ。○○さん(会話からキャバ上風お姉さんのことらしい)みたいに、男とっかえひっかえできないですしい」

   完全に上から目線。相手の気遣い、周囲への迷惑を考える要素が備わっていないようだ。しかし、なかなかのパワーを持っているぞ。

「わたし? T塾です。なんかぁ、女の子のパワーで世の中変えてみたくなったんです」

   はい、出ました! T女子大。

   「T女ほどプライド高くて使い物にならん」という話で、以前、毒舌女性エッセイストと盛り上がり、ジントニック5杯は飲んだ。周囲にいる協調性ゼロ、自己中心的な偽善者で、会社のお荷物女にはこの名門校のOGが多いと気づき、ゲッラゲラ笑い転げた。どうやらこの論理は間違ってもいなさそうだ。

   そんなT出身のイラつく女は1時間ほどひたすらしゃべって店を出て行った。店内に安堵のため息が漏れたことは言うまでもない。女の機関銃トークは本当に恐ろしい。この暑さの中、人の心を狂わせる。あの女のせいでもう少しで私は犯罪者になるかもしれなかった。

モジョっこ

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