2024年 5月 5日 (日)

「子ども誘拐」変わってきた目的!身代金、いたずらから『人間関係を構築したい』

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相次ぐ女児誘拐「もう少し一緒にいて欲しかった」「手放したくなかった」

   警察は「長期的に監禁する目的があったのではないか」とみて詳しく調べているが、実は、最近は子どもの誘拐目的に変化がみられるという。東洋大社会学部社会心理学科の桐生正幸教授によると、1980年代は「身代金目的」、2000年代には「いたずら目的」、最近は人間関係の構築が目的という。人間関係の構築といわれると犯罪色が薄れるが、最もたちが悪い。

   神奈川県相模原市で今年(2014年)1月、小学5年の女児が誘拐されたが容疑者(当時30)は「すぐに解放しようと思ったが、もう少し一緒にいて欲しかった」と話した。北海道・札幌市でも今年1月に小学3年の女児が誘拐されたが、容疑者(当時27)は「女児がかわいくなって手放したくなかった」と供述している。

   国際ジャーナリストの竹田圭吾は「『自分好みに育てたかった』というのは長期的に監禁する意思ととれますよね。有罪になった場合、量刑にどう影響してくるか。2000年に新潟で10年近く監禁していたケースは、最終的に懲役14年になったが、単に未成年略取誘拐、監禁だけだと一般的な例では懲役5年前後が多いんです。変ってきた誘拐目的をどう量刑に反映させるかを考えないといけませんね」と語る。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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