佐世保「同級生殺害」自分をボクと呼んでいた加害生徒…母死去で一人暮らし

印刷

   長崎・佐世保市の県立高校の女子生徒(16)が、同級生を殺害したとしてきのう27日(2014年7月)未明、殺人容疑で逮捕された。頭を工具で殴ったうえ首を締め、さらに頭部と左手首を切断、胴体にも傷をつけていた。女子生徒は「すべて自分がやった」と認めているが、動機などは明らかでない。

対照的だった二人の性格

   殺害された松尾愛和さん(15)は26日午後3時頃、「遊びに行く」といって外出し、午後6時40分ころ母親に「7時ころ帰る」とメールをしたが帰らず。午後11時に両親が110番通報して捜索願を出した。

自分の世界へ…

   この間、女子生徒は松尾さんの両親の問い合わせに、「夕方帰った」と話していた。翌午前3時頃、捜査員が女子生徒のマンションを訪ねたときも、「いない」といったが、別の捜査員がベッドに倒れている松尾さんを発見した。女子生徒は身柄を確保され、午前6時頃に犯行を自供した。

   女子生徒は昨年秋に母親を亡くしており、その後に父親が再婚したため、4月からマンションで1人暮らしをしていた。松尾さんとは中学の同窓で、いまは同級生。2人は親しくしており、学校はいじめなどトラブルは把握していないという。

   2人の性格は対照的で、松尾さん明るくハキハキしていて、女生徒はどちらかといえば暗く、自分のことを「ボク」と呼んだりして男っぽい感じだったという。マンションの住民は挨拶しても返事をしなかったと話している。女子生徒は過去に小動物の解剖を繰り返すなどしていたといい、精神状態なども調べる。

   キャスターの齋藤孝は「10歳のころは自分の世界をつくってしまいがち。いろんな人と会話することで世界が開けていくものだが、1人暮らしが悪い方へいってしまったのかもしれないですね」

10年前には小6女児が同級生を…

   佐世保市では10年前にも小学6年生の女児が同級生を殺害する事件があった。このため、市教育委員会は命の大切さを教えるカリキュラムを設けた。毎日新聞の森忠彦編集委員は「佐世保で同じような事件が起きたのは衝撃的ですね。10年前の事件は被害者の父親が(毎日新聞の)同僚だったこともあって事件を深く報道して、町の取り組みを支援してきたつもりだったが、こういうことが起こってしまったというのは空しい。理由はまだわからないが…」という。

   2人の間に何があったのかはわからない。女子生徒は警察の調べに淡々と応じているというが、謝罪めいた言葉はないという。こうした事件では殺害時の精神状態が常に問題になるが、異常な事件が決して稀ではなくなっていることが怖い。何が起ったのかをしっかりと知りたい。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中