「李香蘭」を許せなかった山口淑子の戦後人生!出演映画も決して見返さず
2014.10.23 12:38
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平和運動、慰安婦問題取り組み、パレスチナ問題...贖罪からの行動
戦後は、李香蘭として背負った罪の意識や反省、後悔から平和を求めるようになった。早稲田大の谷川建司客員教授はこう話す。「彼女のすごいところは、失敗に気付いたときに、それを次の自分の行動のためのエネルギーにしたことです。贖罪のための戦いのモチベーションになった」
49歳のときにはジャーナリストとして活動をはじめ、のちに国会議員にもなった。従軍慰安婦問題にも熱心に取り組んだ。ベトナム、中東の戦場に何度も赴き、戦争に翻弄された人々に眼差しを向けた。とりわけパレスティナ問題に尽力した。
谷川教授「スラエルという国は、満州と構造が同じだと思ったのだと思います。それに対して、なにかできることをしたいという思いが彼女を駆り立てたのではないでしょうか」
*NHKクローズアップ現代(2014年10月21日放送「李香蘭 激動を生きて」)