妄想ニホン料理(NHK総合)
パリのシェフに「あんまん作れ!」妄想駆り立てできた珍品は...夜中にお菓子食べたくなる罪作りな番組
2014.11.02 10:00
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さすが老舗菓子店の逸品に胸きゅん
私としては、一番きゅんとしたのは3人目。パリの老舗菓子屋のパティシエ、ゴダールさんが作った飾らない一品です。まずはマジパンにピスタチオのペーストを混ぜ込み、綺麗なコイン型に成形する。続いて、焦がしすぎないよう丁寧につくったキャラメルにそっとマジパンをくぐらせる。まだ熱い飴掛けマジパンに飾りのピスタチオを載せたらば、粗熱がとれるのを待って丁寧に小麦粉をまぶす。出来上がったのはエメラルドグリーンにとろりと光る美しい質感の一口菓子だった。
マジパンのぼそぼそした触感が飴掛けされることでジャリジャリと心地よいフィーリングになり、香りの良いピスタチオが後を引く。簡単だけど、美味しくて綺麗で、これが愛される地元パティシエの技だよなぁ。
一口大のお菓子を5~6個ずつ包装したら、パチンと口をとめてレジ横に並べる。みんなが思わず手に取りたくなる配置、子供のころから馴染みのある甘味...。たしかにフランスのあんまんというのは納得できる。ゴダールさん、素敵です。
正直に言うと、この後にヨルダンのシェフがこってり甘いココナツとミルククリーム風味の「アンマン」を作るくだりもあったのですが、はっきりいって私には「おまけ」だった。だって、ゴダールさんのインパクトは超えられなかったんだもの。まあ、アンマンのシェフにあんまんというダジャレをやりたかっただけじゃないかしら。
この番組の問題は、深夜なのにものすごーくお菓子が食べたくなることでしょうか。(土曜深夜11時30分)
ばんぶぅ